急増する若者の孤独死/孤独死リスクをセルフチェックしてみよう

【孤独死する若者に多い4つの共通点とは】
✅セルフネグレクト
✅社会的孤立
✅経済的困窮
✅家族が遠方に住んでいる
現在も増え続ける若者の孤独死ですが、ラスティックにご相談いただいている
孤独死後の特殊清掃についての年代別ランキングは以下の通りです。
🥇 1位 60代
🥈 2位 20代
🥉 3位 50代
60代が多い理由としては「定年退職」による環境の変化
20代が多い理由としては「つながりの希薄化」です。
📢あなたやあなたの大切な人は”孤独”になっていませんか?
孤独死リスクを下げるためにも以下のセルフチェックをして
今現在の危険度を確認してみてはいかがでしょうか。
①セルフネグレクトとは
このような精神疾患や軽度障がい、病気や事故などによる要因でセルフネグレクトに陥ることもありますが、
他にも進学や転職など生活環境の変化や、恋人との別れ、ご親族など大切な方のなどをきっかけに
セルフネグレクトになってしまう若者(20代~30代)が急増しています。
📢セルフネグレクトは気付いた時には手遅れな状況にまで追い込まれていることもありますので、
以下を参考にセルフチェックをしてみてください。
感情・気分 |
🔲 最近、何をしても楽しいと感じない |
🔲 以前楽しめた趣味や活動への関心がなくなった |
🔲 孤独感や寂しさを常に感じている |
🔲 以前よりイライラしやすくなった |
🔲 いつも気分が落ち込み、悲しさが続いている |
意欲・活動性 |
🔲 何をするのも面倒で、やる気が出ない |
🔲 一日中、ほとんど何もせず過ごすことが多い |
🔲 家から出るのが億劫で、引きこもりがちになっている |
🔲 食事をとることや入浴、身だしなみを整えることが面倒に感じる |
🔲 仕事や家事、生活に必要なことをするのが負担に感じる |
思考・判断力 |
🔲 物事を決めるのに時間がかかる、または決められない |
🔲 自分は役に立たない、価値がないと感じることが多い |
🔲 将来に希望を持てず、絶望感を感じることが多い |
🔲 他人に迷惑をかけていると感じることが多い |
🔲 考えがまとまらず、何をしていいかわからなくなることがある |
社会的な関わり |
🔲 他人との交流が面倒に感じ、避けることが増えた |
🔲 家族や友人からの連絡があっても返事をしないことが多い |
🔲 人と話しても疲れる、または苦痛に感じる |
🔲 誰にも相談できる人がいないと感じる |
🔲 自分の悩みを話しても仕方がないと考えている |
危険信号 |
🔲 死にたいと考えることがある |
🔲 眠れない、または寝すぎてしまうことがある |
🔲 過去に比べて食欲が大きく減少または増加している |
🔲 物忘れが増え、生活に支障を感じることがある |
🔲 何もかもがどうでもよくなり、自分を大切にする気持ちがなくなっている |
セルフネグレクトのチェックシートの判定基準
0~5項目該当:問題なし or 軽度の注意
一時的な気分の落ち込みや疲労の可能性があるが、大きな問題ではない状態。
6~10項目該当:要注意
生活の質が低下し始めている可能性があり、改善のためのサポートや相談を検討すべき。
11項目以上該当:危険
セルフネグレクトのリスクが高く、健康や生活に重大な影響が出る可能性がある。
家族・支援機関・医療機関への相談を推奨。
💡注意点💡
危険と判断される項目が少なくても、「死にたいと思うことがある」などの深刻な項目が1つでも該当する場合は、すぐに支援を求めるべき。
たとえ中程度(6~10項目)であっても、セルフネグレクトや孤立は放置すると悪化しやすいため、早めの対策が重要。
支援につなげる際は、本人の意思を尊重しながら、無理のない方法を探すことが大切。
✅セルフネグレクトは、本人が支援を求めにくい状況にあるため、周囲が気づいて声をかけることも重要です。
②社会的孤立とは
若者(20代)の社会的孤立は、デジタル化と社会的つながりの希薄化が主な原因となっています。
SNSやオンラインでのコミュニケーションが増える一方で、リアルな人間関係が減少し、深い絆を築く機会が少なくなっています。
また、仕事や学業のストレスや将来への不安も孤立感を助長し、孤独を感じる若者が増加しています。
これらの要因が重なり、支援を求めることへの心理的ハードルが高まり、孤立が深まる傾向にあります。
📢あなたは社会的孤立になっていませんか?
気付かないうちに孤立になっている可能性もありますので、セルフチェックをしてみてください。
人間関係・交流の頻度 |
🔲 家族や友人と連絡を取る頻度が月に1回以下である |
🔲 以前は交流があった人と疎遠になっている |
🔲 1週間以上、誰とも直接会話をしていない |
🔲 孤独を感じることが増えているが、誰にも相談できない |
🔲 近隣住民や地域の人と挨拶をする機会がほとんどない |
社会参加の状況 |
🔲 仕事やボランティア活動をしていない、または辞めてから長期間経過している |
🔲 地域のイベントや集まりに参加したことがない、または避けている |
🔲 趣味や習い事など、人と関わる活動をしていない |
🔲 以前は通っていた場所(公民館、図書館、スポーツジムなど)に行かなくなった |
🔲 他人との交流が減ったことで、不安やストレスを感じることがある |
SNS・電話・メールなどの利用状況 |
🔲 電話やメール、SNSなどをほとんど使わない |
🔲 連絡を取る相手が限られている(家族・親しい友人のみ) |
🔲 SNSのやり取りが減り、孤独を感じることが増えている |
🔲 自分から誰かに連絡を取ることがほとんどない |
🔲 連絡を受けても返すのが面倒だと感じることが多い |
生活習慣の変化 |
🔲 家に閉じこもることが増え、外出する機会が減った |
🔲 人と会うことを避けるために、買い物や用事をオンラインで済ませることが増えた |
🔲 生活リズムが乱れ、昼夜逆転や過度な睡眠不足・過眠が続いている |
🔲 健康管理(食事・運動・通院など)を怠るようになった |
🔲 他人に頼るのが苦手で、困っていても助けを求めない |
孤立のリスクが高まる心理状態 |
🔲 他人と関わることが億劫に感じる |
🔲 「自分がいなくても誰も困らない」と思うことがある |
🔲 「他人に迷惑をかけたくない」という気持ちが強く、人付き合いを避けてしまう |
🔲 人と話すと緊張する、または苦痛に感じることがある |
🔲 一人でいることが増え、不安や寂しさを感じることがある |
社会的サポートの有無 |
🔲 緊急時に頼れる家族や友人がいない |
🔲 自分を気にかけてくれる人が周りにいないと感じる |
🔲 周囲からの誘いや関心を避けることが増えた |
🔲 体調が悪くても相談できる相手がいない |
🔲 困ったときに頼れる支援機関や窓口の存在を知らない |
社会的孤立のチェックシートの判定基準
0~5項目該当:問題なし or 軽度
日常的な孤独感があるかもしれないが、特に大きな支障はない。
6~10項目該当:要注意
人との交流が少なくなり、孤立が進行しつつある状態。
外出や交流の機会を増やす工夫が必要。
11項目以上該当:危険
深刻な社会的孤立状態にあり、精神的・身体的な健康にも悪影響が出る可能性がある。
早めに支援機関や周囲の人に相談することが必要。
✅社会的孤立は、本人が気づかないうちに進行することが多いため、意識的に人との関わりを持つことが重要です。
③経済的困窮
若者の経済的困窮は、非正規雇用の増加や低賃金労働、高騰する生活費が影響しています。
就職氷河期世代を受けた影響で安定した職に就くことが難しく、長時間労働や不安定な収入が続く若者が多いです。
また、教育費や住宅費の負担が重く、貯金や将来の備えができない状態が続くことが、経済的な自立を難しくしています。
これらが重なり、孤立感や精神的な疲弊を引き起こす原因となっています。
📢経済的困窮は多くの人が感じているのが現状です。
経済的に不安がある人ほど、”人とのつながり”を大事にしてほしいです。
以下でセルフチェックをして当てはまる部分がある場合には注意してください。
収入の状況 |
🔲 収入が減少し、生活費のやりくりが苦しい |
🔲 仕事を失った、または長期間無職の状態が続いている |
🔲 公的支援(生活保護・年金・給付金など)の手続きをしていない、または知らない |
🔲 収入のほとんどが借金の返済に消えている |
🔲 急な支出(医療費・修理費など)に対応できる貯金がない |
社会との関わり |
🔲 お金が理由で、外出や人付き合いを避けている |
🔲 イベントや集まりに誘われても、お金がないため断ることが多い |
🔲 食事に誘われても、お金が気になって断ることが増えた |
🔲 交通費がかかるため、遠出や通院を控えている |
🔲 貧困を知られたくないため、人と会うのが怖くなっている |
将来への不安 |
🔲 将来の生活に対する不安が強く、希望が持てない |
🔲 年金や貯金がなく、老後の生活が成り立つか分からない |
🔲 仕事が見つかるか、続けられるか分からない |
🔲 病気やケガをしても、治療費が払えないため病院に行かない |
🔲 経済的な問題が原因で「生きるのがつらい」と思うことがある |
判定基準(目安)
0~5項目:軽度(経済的な課題はあるが、大きな問題ではない)
6~10項目:要注意(支払いの遅れや孤立の兆候が見られるため、早めの対策が必要)
11項目以上:危険(経済的な困窮が進行し、孤独死のリスクが高まる可能性あり)
💡対策・アドバイス💡
✅生活困窮者自立支援制度や社会福祉協議会の相談窓口を活用する
✅家賃や公共料金の支払い支援制度を調べる
✅フードバンクや地域の支援団体を活用する
✅信頼できる家族・友人・支援機関に早めに相談する
✅就労支援・職業訓練の機会を検討する
家族が遠方に住んでいる
若者(20代)の中には、仕事や学業のために家族が遠方に住んでいる場合が増えています。
特に都市部での就職や一人暮らしが一般的になり、家族と物理的に離れることが多くなっています。
このような状況では、緊急時や日常的なサポートを受けにくく、孤独を感じやすくなります。
加えて、遠方に住む家族と連絡を取る時間的余裕がないことも、孤立感を深める一因となっています。
📢あなたは「一人暮らし」「独り暮らし」どちらですか?
知らず知らずのうちに孤独になっていませんか?
以下を参考にセルフチェックをしてみてください。
家族との連絡頻度 |
🔲 家族と1ヶ月以上連絡を取っていない |
🔲 連絡は年に数回しか取らない(年末年始・誕生日など特定のタイミングのみ) |
🔲 電話やメールをするのが億劫で、連絡を避けている |
🔲 家族と話しても相談しにくいと感じる |
🔲 家族の連絡先を知らない、または忘れてしまった |
緊急時の対応 |
🔲 もし体調を崩しても、助けを求める相手が思いつかない |
🔲 近くに頼れる親族や知人がいない |
🔲 緊急連絡先を誰にも共有していない |
🔲 体調を崩しても病院へ行かずに我慢してしまうことがある |
🔲 災害や事故の際に助けを呼ぶ手段がない |
生活の質と社会とのつながり |
🔲 1日中誰とも会話しない日が多い |
🔲 食事を一人で食べることがほとんど |
🔲 地域の集まりやイベントに参加していない |
🔲 外出する機会が減っている |
🔲 孤独を感じても、誰にも話せる相手がいない |
将来への不安 |
🔲 老後の生活に対する不安が強い |
🔲 将来的に介護が必要になったとき、頼れる人がいない |
🔲 遺言や財産管理について考えたことがない |
🔲 自分の死後、家族や周囲に迷惑をかけるのではないかと不安がある |
🔲 何かあったときに、誰が対応してくれるのか分からない |
判定基準(目安)
0~5項目:軽度(孤独感はあるが、対策を取れば問題なし)
6~10項目:要注意(社会的孤立の兆候あり、支援を検討すべき)
11項目以上:危険(強い孤独状態にあり、早急な対応が必要)
対策・アドバイス
💡 家族とのつながりを維持する
✅ 定期的な電話・メール・ビデオ通話を習慣化する
✅ 家族に「定期的に安否確認をしてほしい」と伝える
✅ 家族の緊急連絡先を分かりやすい場所にメモしておく
まとめ:若者の孤独死リスクを減らすためにできること
若者の孤独死リスクが急増している現状において、
セルフネグレクト、社会的孤立、経済的困窮、家族が遠方に住んでいること
が主な原因となっています。
特に、SNSやデジタル化によるつながりの希薄化が、若者にとって大きな問題となっています。
あなた自身や周囲の若者が、孤独を感じたり孤立していると感じた場合は、
早期に自分の状態をチェックし、周囲のサポートを得ることが重要です。
✨今できること ✨
身近な人と連絡を取る:家族や友人との定期的なコミュニケーションを心がけましょう。
地域のサポートを活用する:自治体やNPO、福祉サービスを積極的に利用し、必要な支援を受けましょう。
孤立しないための習慣作り:趣味や活動を通じて新しい人とのつながりを作り、社会参加を意識しましょう。
孤独死は他人事ではありません。
あなた自身や周りの人々が、孤立しないためにできることはたくさんあります。
少しでも不安を感じたら、まずは周囲に相談することから始めましょう。
チェックシートを使って、自分や周囲の人の孤独死リスクを再確認し、できるだけ早く対策を取ることが大切です。孤独死は予防できるものです。未来に向けて、より良いつながりを築き、健康で幸せな生活を送るために、今すぐ行動を始めましょう。
次回予告
次回は
🚨増え続ける若者の孤独死/特殊清掃も専門知識が必要となる!🚨
なぜ若者の孤独死後の清掃には専門知識が必要になるのかの解説をしていきますので
次回もぜひご一読ください。
※特殊清掃が難しくなるポイントを先バレ※
・体液、血液の量が多い(施工範囲も広くなる)
・死因が感染症のことが多い(感染症リスクが高くなる)
・自殺による孤独死が多い(広範囲の清掃が必要となる)
・ゴミ屋敷になっていることが多い(精神疾患)
・ニオイがひどい場合が多い(油分などによるニオイ)
・発見が遅れる事が多い(社会的孤立)
・完全消臭を希望される(賃貸物件が好立地・人気物件)
現在、記事はありません。
お問い合わせフォーム・お電話・LINEからご連絡いただけます。
Zoomによるオンライン相談も承っております。
お見積りは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。
専門知識を持つスタッフから迅速にご連絡いたします。